学生にこそ見てほしい。栄養学生の1年時に経験した失敗談とそこで得た教訓

Column

どうも。先月、晴れて管理栄養士国家試験に合格したRyoです。

今回は、すでに暗黒の思い出である栄養学生(1年生)時代にやらかしてしまった私の失敗談と、そこで得た教訓をお話しします。

この記事は昔の私と同じような愚かな学生に向けて作っているので、社会人の方には見苦しい内容になっていると思いますが、もしかしたら共感できる箇所があるかもしれません。時間の許す限り見ていただけると幸いです。

また、失敗談が細かく長いストーリーとなっているため、そこから得たこと、大事な要点のみ見たい方は、太字周辺のみ読むことをお勧めします。

ではさっそくいきましょう...

エレベーターでさよなら事件

これは、大学1年の夏に起きた出来事です。

私は仲間数人でエレベーターに乗り込みました。私たちはその建物の5階で次の授業があり、授業開始時間ギリギリにエレベーターに乗りました。ドアを閉めようとボタンを押そうとした瞬間、「ドスッドスッ」とエレベーターに近づいてくる足音が聞こえました。ドアはほぼ閉まりかかっていましたが、その足音がどんどん近く、速くなってくるので、気づいた仲間がドアの“開”ボタンを押し、ドアが「ウィーン」と開いた瞬間、教授T(今回の主要人物)がムスッとした表情で入ってきました。私たちはモゾモゾとしながら、教授Tが入れるスペースをあけ、5階に辿り着くまでじっと黙っていました。というのも、教授Tは「教授随一のヤバい人」という印象を全学年に植え付けるほどの曲者であり、教授Tが担当する授業の日には、学生一同、前日に毒を盛られたような表情をして現れるほどでした。そんな教授Tと、5人程度が限度のエレベーターにすでに5人超過した状態で乗るなんて、今思うとゾッとしてきます。私たちはその時、完全に教授Tに恐縮していました。そして沈黙が続き、教授Tが私たちにこう言いました。

「今の一年生は挨拶もろくにできないのね」

この時私たちは、「うわ、ヤベェ」と思ったでしょう。教授Tに恐れ慄くばかりに、挨拶を忘れてしまったのです。

そして私たちは、咄嗟に挨拶をしました。どんな挨拶か?それは、今思うとあまりにも酷い挨拶でした。

結論から言うと、私たちはやる気のない、どんよりとした、だるーい感じの、体育会系も混ざりつつある「こんちは〜」を、教授Tに向けて唱和しました。その時教授Tは、何を思ったのでしょうか。少なくとも、めちゃくちゃイライラしたでしょう。

その後エレベーター内では冷戦状態が続き、1、2階と登っていく番号を眺めていたら、3階でエレベーターが止まって、教授Tが降りる支度をしました。

ここで言い訳をさせていただくと、私は決して教授Tをバカにしていたわけではありません。むしろ、私は学年の中でも教授Tの「お気に入り」なのではないかと勝手に自負していました。なぜかというと、私は教授Tの授業の時、「〇〇君は(私)私の研究室の〇〇にそっくりね」と言われたからです。なぜそれだけで好印象であると思ったかというと、教授Tのその時の表情がとてもにこやかだったからです。教授Tはムスッとした表情がデフォルトだったため、私はその話をした時の表情が特別なものに感じました。それだけです。

話を戻します。教授Tは、エレベーターに乗る前より荒い足取りで去っていきました。

いや、去って行こうとしました。その途中で、事件は起きました。。

私は、教授Tに向けて「さよならー!」と言いました。

…ぜひ、ここまで読んでいただいた皆さんに、この状況を一緒に考えていただきたいです。

まず教授Tの反応を説明すると、凄まじい勢いで再びエレベーターになだれ込み(1人が大勢かのように感じる威圧感)、大激怒したのち、その場から去っていきました。その時、教授Tはこう言いました。

「誰!?今さよならーって言ったの!?舐めてんの!?」

「さよならじゃなくて、失礼しますでしょ!!」

いかがでしょうか。私は何を間違えたでしょうか。

私はこの時まで挨拶を間違えて激怒されることはありませんでしたが、この時初めて激怒されたことで、三つの教訓を得ました。

・挨拶はTPOがめっちゃ重要だということ

・場の空気感や雰囲気に流されないこと

・まだ面識が浅い目上の人には自分が思うより遥かに敬う形で接すること

私は初対面の人と緊張することはないものの、年齢差関係なく一定のテンションで接してしまうことが多々ありました。「それヤバいっすね笑」が全年齢に適応すると思っている人間でした。

それに、かなりのお調子者でした。場の雰囲気に流されてハメを外すことがよくありました。

そんな人間が言うことに説得力のかけらもありませんが、人は何かしら欠落しているところがあるものだという広い心を持っておられる方は、先を読んでいただけると幸いです。

ここで最も重要なのは、「挨拶はTPOがめっちゃ重要」と言うことです。友達は言うまでもなく、教員、先輩、あまり接点のない同級生、学内で会う見知らぬ大人までも、あったら必ず挨拶をしたほうが良いです。

これは社会人になったら当然のことなので、学生の方は、今から「挨拶」というものを研究し、気持ち良い挨拶を無意識にできるレベルにしておきましょう。単純に挨拶をすれば良いというわけではありません。言われて気持ちがいい挨拶をする必要があります。声色よく、屈託のない笑顔で、圧迫されないちょうど良い声量で毎回言えるようにしましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

もう一つ僕の中で大きな事件があったので、お話しします。

しかし、本音を言ってしまうとこれ以上はあまり見ることをおすすめしません。

アホすぎて読んでる方がイラついてくる可能性があるため、ここまで楽しく読めなかった方はすぐにページを閉じてください。

私はこの記事において、読者がどんな感情を抱こうと一切の責任を負うつもりはないことを先述しておきます。

おかゆ事件

これは1年の後半で起きた事件です。

なんと、私はまた「教授T」の前でやらかしてしまいました。

それも外部の教員として招かれた先生まで怒らせてしまうという大惨事。

教授Tは、「調理学実習」という授業を担当していて、その日は最後の調理学実習の授業でした。

我が校の調理学実習は、今まで経験してきた和気あいあいとした調理実習ではなく、軍事訓練のような威圧感と圧迫感、緊張感との戦いで、調理前のデモンストレーションでは助手の手違いを教授Tが指摘し、叱りつけてスッタモンダする寸劇を毎回見せられていました。

しかし、最初の方こそ緊張感があった調理学実習でしたが、最終日に差し掛かるときには、私の緊張感はほとんどなく、「めんどくせぇな、くだんねぇな!」とか思っていました。

それがこの日の騒動の火種になるとは思いもせずに、、

その日は、咀嚼と嚥下(飲み込むこと)機能が低下している人に向けて、段階的に食べやすくした食形態の食事を一式調理するという実習で、その道のプロが外部の先生として来校していました。

デモンストレーション後、調理に取り掛かり、この日も順調に調理していきました。

私は調理自体は得意な方で、班の中でも信用を勝ち取っていたと自負しています。でなければ、今回のような事件は起きなかったでしょう。

私たちの班は調理を全て終え、教授Tが出来上がりを確認しに来ました。

教授Tが私たちの出来上がりを見てすぐに、こう言いました。

「あれ!?これご飯が全部おかゆじゃない!やり直し!!」

私たちは様々な食形態の食事を作っていたため、主食の食形態も「普通のご飯→柔らかご飯→おかゆ→ミキサー粥」といったように、形態を変えていく必要があったのですが、間違えて全てにおかゆを盛ってしまったのです。

しかし、そこで済めばまだ教授Tの逆鱗に触れることはありませんでした。

そこから先、事件は起きました、、

私は、この時軽くパニックになりました。なぜかというと、うちの班は「本来米飯に残しておく分の米も、全て“おかゆ”にしてしまった!」と思ったからです。しかし実際には、班ではおかゆしか作らなくて良いことになっていて、普通の米飯は師範台という教授たちが使っている調理台の上に全班使う分が炊いてあり、そこに各班必要な分取りに行く形になっていました。

私は元々米飯を担当しておらず、飯のことをなにも把握していませんでした。そのため、「うちの班は米を全部おかゆにしちまったのか!!」と思ったのです。

パニックになった私は、教授Tの「やり直し!!」と言う言葉が脳内を駆け巡り、「やり直そう!!」とアタフタし始めました。

教授Tにやり直しを命じられた直後、私はおかゆがずっしり入った鍋を再度加熱し、水分を蒸発させて「飯」にしようと試みました。焦げないように、ゴムベラで鍋底をかき混ぜながら。頭の中では「ヤリナオシ…ヤリナオシ…」と繰り返していました。

その時、班員が「何してるの?」と聞いてきましたが、私は「おかゆの水分をとばしてご飯にしてるんだよ」と「当前だよ」と言わんばかりの表情で答えました。班員は「そっか!」と納得し、「頑張ってね!!」と私を励まして自分の作業に戻りました。(班員は私に洗脳されていました)

その後もおかゆは加熱され続け、粘度を増して行きました。見た目はもう完全に餅のようになっていましたが、私は一心不乱でその餅を焦がさないように混ぜ続けました。もしこのまま餅になってしまったら、「おかゆの水分を飛ばしてみたのですが、ダメでした。」と正直に言うしかないと、本気で考えていました。

その時、私はいきなり誰かに腕を掴まれました。私は急に腕を掴まれたことに驚き、腕を掴んでいる相手を見上げてハッとしました。

そこには、おかゆから餅を作っている光景を目の当たりにした教授Tと外部教員が、鬼の世界から帰ったかのような険しい表情で立っていました。

「何してるの!!??」と大きな声で言われた時、私はやっと自分がしていることに気が付きました。

その後、教授Tにこっ酷く叱られ、反省文を書かされ、その後も友人にネタにされ相当いじられたことは、3年たった今も忘れられません。

さて、お話はここで終わりですが、ここでの反省点を下記に3つ挙げます。

・調理実習の準備をちゃんとしていかなかった

・緊急時にパニックになって意味のわからない行動をとった

・報告・連絡・相談(ほうれんそう)を怠った

上記の通り、ここで私が学んだのは、報・連・相は頻繁にすること緊急時に冷静な対応をとるためには、一旦立ち止まって深呼吸をし、状況を整理すること何事も準備を怠らないことです。

そもそも何か失敗するときって、大抵この3つが出来ていません。

逆に、上記のことがしっかりできる人は、大きなミスをする可能性が低く、仕事が円滑に進みます。

これはどんな仕事においてもとても重要なことなので、学生やこれから社会人になる方はぜひ今後の生活やお仕事で意識してみてください。

失敗は“成長”のもと

人は失敗から多くのことを学べます。人から聞くのと、自ら失敗して学びを得るのでは、明らかに自ら失敗したほうが自身の教訓として生きるでしょう。なので、私はどんどん失敗していいと思います。その分人に迷惑をかけたり、自分に自信がなくなったりするでしょうが、誰にも迷惑かけない人なんていません。最初は失敗することが多くても、やる気と誠意と愛嬌を持って頑張れば、気づいたら失敗を正す側になっているでしょう。だから今きつくても、どこかで自分と同じように頑張っている人がいることを忘れずに、乗り越えて行きたいですね。

それでは、この辺で失礼します!

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